瀬戸内造船家具ってどんなブランド?
瀬戸内造船家具は「造船古材を未来のために。」をコンセプトに、2020年に立ち上がった新しい家具ブランドです。
瀬戸内に位置する愛媛県の今治市は、日本を代表する造船の町だそうです。ちなみに私はこの記事を書くまで、今治にはタオルのイメージしかありませんでした。
船を建造するには足場板が欠かせないそうです。今はアルミ製の足場板も増えているが、狭い場所では今でも木製の足場板が使われているそう。足場板は職人さんの命を守るものということもあり、少しでも割れなどがあると取り替えることになるのですが、これが日々何万トンにもなっていたそうです。
足場板には新品には出せない独特の風合いがあり、この魅力を活かして家具に生まれ変わらせたのが「瀬戸内造船家具」の家具となります。
瀬戸内造船家具にはどんな家具がある?
瀬戸内造船家具のラインナップは、ダイニングテーブルやベンチ、学習机としても使えるワークデスクや収納棚、ミラーやディスプレイボードなどがあります。ラインナップが多いわけではありませんが、その独特の風合いが刺さる人にはバッチリ刺さる家具が取り揃えられています。
水洗いややすりがけなど、足場板の風合いを残すために繊細な作業が必要ということもあり、現在は受注生産のみでの販売となっているようです。
またテーブルの脚などには鉄を採用しています。表面に黒皮と呼ばれる膜がはった黒皮鉄という仕上げになっていて、無骨なインテリアには抜群にマッチしそうです。
足場板を使った木材も黒皮鉄もそれぞれ同じ模様のものはなく、世界にひとつの家具ということも大きな魅力です。
瀬戸内造船家具の価格帯は?
同じ規格で作ることのできない古材を使っているということもあり、ひとつひとつ丁寧に作らざるを得ない家具なので、価格帯はリーズナブルというわけではありません。
ダイニングテーブルは131,000円から、ワークデスクは102,000円、ベンチは79,000円となります。
ただ全く手の届かない価格ではなく、長く使うことのできる家具でもあるため、このテイストが好きな方はぜひ一度検討してみていただきたいです。
瀬戸内造船家具のお店はある?
実店舗
愛媛県伊予市にある「ConTenna(コンテナ)」というセレクトショップで実物を見ることができるようです。
通信販売
また通信販売も行なっており、「iichi」というハンドメイドやクラフト作品のECサイトで購入することもできます。
まとめ
今回は造船古材という独特の素材を使った「瀬戸内造船家具」についてお伝えしました。
店舗があるのが愛媛県ということもあり実際に見に行けない人も多いと思いますが、セレクトショップが取り扱っているので問い合わせてみると詳しく教えてもらうことはできると思います。
環境負荷の低減という時代にあった家具作りを行っているので、ぜひ検討してみていただければと思います。
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